Multisig(マルチシグ)って何?マルチシグ対応のウォレットはどこ?

2018年2月3日仮想通貨

コインチェックの約463億円にも及ぶNEM不正流出によって、Multisig(マルチシグ)という言葉がよく聞かれるようになりました。

もしマルチシグを適用していたら、そしてコールドウォレット(オフライン)で‪管理していれば流出を防げたとも言われています。

ここではそのマルチシグについて詳しくまとめましたので、参考にしてくださいね。

Multisig(マルチシグ)ってなに?

 

Multisig(マルチシグ)について触れる前にまず、仮想通貨を送金する時どういう手続きをとるのかについておさらいしていきます。

仮想通貨は普通ウォレットなどに保管されていますね。

この仮想通貨を送金したい場合、アドレス公開鍵秘密鍵が必要になります。

銀行口座のようにただパスワードが必要なだけというのと違うのは、現金の移動を第3者が管理するのとは全く違うからです。

 

仮想通貨では管理する第3者がおらず、ブロックチェーンシステムにその整合性確保を依存しています。

その取引が正しいものかどうかはこういった情報から複雑な計算をすることで立証されているのです。

 

この中でアドレスは口座番号のようなものです。

そして公開鍵は、自分が取引の本人であることを証明してもらうために必要な公開された鍵です。

最後に一番大切な秘密鍵

 

取引データを秘密鍵を使って暗号化(秘密鍵で電子署名するとも言う)したものは、その秘密鍵に対応する公開鍵でのみ解読することが可能になります。

逆に言えば、きちんと解読できるということは秘密鍵を持っている本人だという確認につながるのです。

 

だから、秘密鍵は自分だけが知るべき最も大切な情報です。

これを失ってしまうと自分のウォレットにさえアクセスできません。

また人にこの情報がばれてしまうと、自分の代わりに自由にウォレットの通貨を操作されてしまうので怖いですね。

今回のコインチェックのNEM流出は、まさに取引所の秘密鍵がばれてしまったことが原因だったのです。

 

この秘密鍵がひとつの場合はシングルシグと呼ばれます。

ひとつの端末やパスワードに依存しているので、ハッキングに遭ったりウィルス感染するリスクが高いと言えます。

そしてこの秘密鍵を複数にし、よりセキュリティーを強化することができるのがMultisig(マルチシグ)です。

Multisig(マルチシグ)はMultisignature(マルチシグネチャー、複数の署名)の略です。

マルチシグなら何らかの取引をする時、いくつかの鍵が必要なのでその分安全なのは想像の通りです。

 

Coincheckはマルチシグに対応していませんでしたが、海外ではCoinbase, Bitstampなど、国内でもbitFlyer、Bitbankなどの取引所ではすでに対応済みです。

個人でもマルチシグ対応のウォレットに通貨を移動させることで対応できますよ。

 

Multisig(マルチシグ)の利点とは?

Multisig(マルチシグ)の1番のメリットは、秘密鍵が複数あることでセキュリティーが向上するということです。

ハッカーは鍵をひとつ暴くだけではウォレットにアクセスできません。

いくつも鍵が必要となると、それだけリスクが減りますね。

ただ、同じパソコンに複数の鍵を保管していても、簡単に見つけられてしまい意味がありませんので、鍵の保管は別のパソコン(端末)やオフラインのコールドウォレット(紙やメモリなどの外部記憶装置)などに分散させる必要があります。

ひとつをウォレットプロバイダーに預けておくという方法もあります。

 

マルチシグの2番目のメリットは、自分が秘密鍵を忘れた時のリスクヘッジになるということです。

マルチシグでは、「2 of 3」や「7 of 10」などのように全体の鍵のうちいくつの鍵があれば取り引きを行うことができるのか、あらかじめ設定しておくことができるようになっています。

一般に多いのは「2 of 3」ですが、これだと3つの鍵のうち2つ鍵があれば取引が可能です。

つまり、秘密鍵をひとつ忘れてしまっても、残りのふたつさえ知っていれば操作が可能ということです。

シングルシグの場合、秘密鍵を忘れると通貨を失ってしまうのでその点よいですよね。

ただしマルチシグの設定は多少面倒で、設定や取引にも別に手数料がかかるため、まとまった通貨を長期保存する場合にのみ活用するとよいのではないでしょうか。

 

Multisig(マルチシグ)の代表的な応用例:マルチシグエスクロー

エスクロー(escrow)というのは聞いたことがあるのではないでしょうか?

商取引の際に信頼できる第3者が仲介者になることで、素性のわからない人との安全な取り引きを保証するサービスのことです。

第三者預託とも言われます。

Airbnb、Uber、メルカリ、ヤフオクなどがその例です。

第3者のエスクローエージェントは一時的に商品代金やサービス代金を預かり、問題なく取引が済んだら相手側にお金を引き渡します。

エージェントは一連の取り引きにつきいくらかの手数料を得ることで、その公平性・安全性を保証します。

この従来のエスクローサービスをブロックチェーン上に応用したのがマルチシグエスクローです。

つまり「2 of 3」のマルチシグの秘密鍵を、買い手と売り手、そしてエスクローエージェントがそれぞれひとつづつ持つことで、より安く・素早い取引を可能にしています。

実際にはこうです。

 

 

1.買い手がマルチシグアドレスに商品の代金を送金
2.売り手は買い手の入金を確認
3.売り手は買い手に商品発送後トランザクションに署名
4.買い手は商品受け取りを確認し、トランザクションに署名
5.2つの署名により取引完了

買い手が商品未受け取りや不良品であることなどを理由に署名しなかった場合、買い手の申請によりエスクローエージェントが介入し返金等の手続きを行います。

買い手がきちんと商品を受け取っているのに署名しない場合は、売り手の申請によってエスクローエージェントが代わりに署名し、売り上げ代金が引き渡されます。

マルチシグエスクローなら、エージェントの介入が最小限で済むため、手数料はより低く抑えられ、取り引きも早いのです。

クラウドソーシング・ネットショッピング・オークション・従来からの高価格商品の取り引き(不動産や美術アート品など)・会社内部の資金横領防止にも応用できます。

また、クラウドファンディングでもマルチシグの応用がされています。

投資者から集めたプロジェクト資金をプロジェクト主単独では受け取れず、進捗状況による第3者の判断に基づいて受け取れるようにしたり、出資者に返金されるような仕組みがそうです。

Multisig(マルチシグ)対応のウォレットは?

ビットコインウォレットでマルチシグに対応しているものには、「Copay」や「BitPay」があります。

スマホでもパソコンでも利用が可能で、日本語対応もしているので使いやすく人気です。

「共有ウォレットを作成」ボタンから、マルチシグ対応のウォレットが簡単に作れちゃいますよ。

 

また、NEMの公式ウォレットである「NanoWallet」も、マルチシグ対応でスマホ・パソコン利用が可能です。

こちらは「アカウントをマルチシグに変更」ボタンからマルチシグに対応させることができます。

 

まとめ

マルチシグとは仮想通貨の送金に必要な秘密鍵を、ひとつではなく複数必要とすることでより安全性を高める仕組みです。

「Copay」「BitPay」「NanoWallet」などのウォレットはマルチシグに対応しています。

自分の通貨を人に依存せず自分で管理するうえで、ぜひマルチシグ対応のウォレットを使いこなせるようにしたいものですね。

 

また、マルチシグをブロックチェーン上に応用することで、従来人が関わっていた部分を半自動にすることができ、より価格を抑えた素早い取引が可能になりつつあります。

これからも様々なジャンルで利用されていくのでしょうから楽しみでもありますね。

海外でコインを買いたい!という時には、まず日本の取引所に日本円を送金→ビットコインかイーサリアムを購入→海外の取引所に送金→海外の取引所で欲しいコインを購入となります。

安心できる日本の取引所を開設しておくことをお勧めします。

安心できるところをお伝えしますね。

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